「天才はあきらめた」を読んだ。南海キャンディーズの山ちゃんの自叙伝。

 

私は、南海キャンディーズの山ちゃんが大好きである。

大好きというか、めちゃ尊敬している。

いつの頃からか、好きな芸能人と云えば、向井理南海キャンディーズの山ちゃん、と公言してる。

(なにその組み合わせ…)

 

というわけで、この本を手にとってみました。

天才はあきらめた (朝日文庫)

天才はあきらめた (朝日文庫)

 

 

お笑い芸人山里亮太の自叙伝です。

 

この本と彼の魅力を伝えるのに適した素敵な一文が、巻末の解説にありました。

文責はオードリーの若林正恭

 

・彼は何も隠さないのである。

日々の仕事や生活で負った傷を、彼は隠さずに見せる。

格好いいところだけじゃなく、耳を塞ぎたくなるような情けない話やみっともない姿も見せてくれる。

 

文中に「クズ」と自分を卑下する言葉がたくさん出てくるし、やってることも「ほんと酷いな…」と思うのですが(笑)

それでも彼を嫌いになることはなく、

むしろ清々しいなと。

 

「クズ」で「ほんと酷い」のに、なんとも羨ましいくらいなのです。

 

自分を「クズ」だとか「酷い」とかって、認められないもんです。

むしろそれを隠そうという方向にエネルギーを使ってしまう、、、

 

だから彼は、自分を卑下して被害者ヅラしてそこに留まる訳ではなく、そのパワーを変換して、前に進めるのでしょう。

 

すごい。